【集英社】「大江戸かあるて 桜の約束」
作者:杉山大二郎
@daijiro_sugiyama
桜の開花宣言がチラホラ聞こえるようになった今だからこそ
読んでほしい青春時代小説。
「必ずいつか花は咲く」
天明3年(1783)浅間山の大噴火によって母を亡くし、天涯孤独となった貧しい少年・駿と兄弟のように育った幼馴染・涼との
キラキラしながらもどこか儚く
一生懸命に時代を生きた二人の物語。
桜って樹齢何年と言われるように
沢山の人々の思いを見てきているんだろうなと
読みながら風に揺れる可憐な桜を眺めていました。
「辛いことは、誰かと分けると半分に減るんだ。だけど、幸せなことは、誰かに分けても倍に増えるんだよ」とは、主人公の駿の言葉。
両親を亡くし貧しい生活でも
母から教えられたその言葉を澄んだ心で貫く駿に
桜咲く春の陽ざしの中、暖かい気持ちをもらったようです。
読み終えて、コーヒーを飲み干したら
私も自分の花を咲かせるよう頑張るかなって思える作品でした。
【公式サイト】
http://bunko.shueisha.co.jp/karte/
PR @daijiro_sugiyama
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