【連載】ダメンズ file 1:女の"最初"が好きなエリート男
あろー!みんな、恋愛で悩んでる?あいるの悩みは基本的には恋愛です。ダメンズにメンタルをぼろぼろにされてきた人生だからかな。 恋愛中、一番嫌なのは、自分の中の汚〜い感情と戦うこと。嫉妬、束縛、独占欲。やだやだ。思い出すと涙ちょちょぎれる。ということで、この連載では私のダメンズ遍歴とともにわたしが "ヤっちゃった"失敗談を包み隠さず打ち明けていこうと思うのです。
恋に恋して、ダメンズに恋して、ボロボロな恋愛遍歴

あいるが人より長けていることがあるとすれば、それは恋愛経験の濃厚さ。ダメンズと付き合う頻度の高さもエベレスト級。
でもダメンズと付き合っても、それを良い恋愛に変えることができる人っているよね。
あいるも自分の恋愛を振り返ってみると、自分1人が被害者ってわけでもないの。
恋愛を通して自分を知る、そんな中で感じたことを少しずつ共有していければいいなと思いました。
ダメンズ file 1. 女の"最初"がめっちゃ好きな男

私、あいるは、18歳まで地元から離れたことがない筋金いりの田舎者。
上京して、大学に入ってからは毎日のように泣いてた。寂しくて。
そんな時に出会ったのが大学の先輩Rさん。すっごく優しくて、スイートで、まじ男の中の男だ!って思って、すぐに恋に落ちたんだけど…。この男、裏の顔は「女の"最初"」が大好きな厄介者だったんです。
出会ったときから、R先輩はあいるに「君は特別だよ〜寂しい時は頼っていいよ〜」って、上京したての女子大生の心の中にずけずけと踏み込んできたんだよね。純粋すぎる当時のあいるは、目から足までハートになってどんどんハマっていった。
でもR先輩はいろんな田舎出身女子に同じことしてたんだ。悲しすぎる。
「初めての東京観光」ってデート行ったり…。
「初めてのもんじゃ焼き」ってディナー行ったり…。
「日比谷公園でのピクニック」「浅草での食べ歩きデート」「銀座でウィンドウショッピング」
東京でしたかった"初めて"をたくさんたくさんR先輩と経験しました。
毎デートでいちいち感動するあいるの横でR先輩は「君の初めてに立ち会えて、おれって幸せだな」ってキザな言葉吐いたりして。女の子のきゅんを凝縮したような瞬間だったなあ。
でもね、彼は、あいるにしてくれたあれやこれや、まんま同じことを違う女の子にもしてたの。今思い出しても泣ける。
同じサークルの女の子が彼とデートに行ったことを報告してくれたとき、自分でも驚くぐらい涙が溢れでたなあ。

結局当時のあいるはR先輩に鬼電をしたり、鬼LINEをしたり…。正直、軽いストーカーみたいになってた。
会いたいです!
いまどこですか?
だれといるんですか ><
って毎日のように連絡してたなあ。好きとか、好きじゃないとか関係ないよね。嫉妬。ただのSHIT。
いまでも、東京の観光名所に残る思い出の残り香が頭のなかで鮮明に蘇ってくるよ。
あいるのダメンズ恋愛はつづく…。
R先輩で学んだことは、恋愛において誰かの1番になりたいって、いきすぎるとただの自己中心になってしまうってこと。
みんなに優しい人って、人間としては尊敬できるけど恋愛になるともやもやしちゃう。
あいるは右も左も分からない大都会東京で、恋愛でも右往左往しちゃってた。
ありあまる独占欲と執着が、R先輩にとっては"おもーい"女として映っちゃってたのかなって思うよ。
R先輩がたしかに良くない男の人だったと思う。いろんな女の子をその気にさせて、無下に恋心を奪っていくのはやっぱり良くないよ。
でも、あいるは、これからはもっと自分に自信持って男の人に執着しないかっこいい女性になりたいなって思うんだ。
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イラスト:sayu
文章:ailubee
[画像提供:sayu]