桐山漣インタビュー「福士蒼汰くんたちとは家族みたいになれた」

幕末が終わり、文明開化が進む明治初期を舞台にしたアクション・エンターテインメント映画『曇天に笑う』が3月21日、満を時して公開になります。ARINE読者にも大人気の福士蒼汰さんが主演、中山優馬さん、古川雄輝さんら若手実力派俳優がそろったこの映画で、ひときわ存在感を放つのが、福士さん演じる天火(てんか)ら曇三兄弟(くもうさんきょうだい)と生活を共にし、兄のようでありながら、やがて隠し持っていた秘密が明らかとなっていく、金城白子(きんじょうしらす)役の桐山漣さん。今日は難役である白子を演じきった桐山さんの演技にかける思いと、意外にもお茶目な素顔についてうかがってきました♡

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目次

人気コミックの実写化にイケメン俳優たちが挑戦!

ARINE編集部

人気コミック『曇天に笑う』(唐々煙/マッグガーデン)が福士蒼汰さん主演で実写化! 『踊る大捜査線』『亜人』の本広克行監督のもとで明治初期を舞台にした豪華絢爛(ごうかけんらん)なアクション・エンターテインメントが誕生しました。ARINE編集部では、この映画で福士蒼汰さん演じる天火(てんか)の友人であり、天火の弟たち(中山優馬さん、若山耀人さん)にとってもう一人の兄のような存在でもある金城白子(きんじょうしらす)役の桐山漣さんにお話をうかがってきました!
物語の鍵を握るキーパーソンである白子役の難しさについて、家族愛や男同士の友情について、福士蒼汰さんたち共演者とのキュン萌えエピソードまで、盛りだくさんのインタビューです♡

最初は人気コミックの実写化にプレッシャーを感じました

ARINE編集部

ーーまずは、物語のキーパーソンとなる金城白子役に決まった時の感想から教えてください。

2016年の春ぐらいに最初に事務所から「白子役に決まるかもしれない」というお話を聞きました。その時点で原作を読んでみて、アニメも観させていただいて、「決まってほしい!」と願っていたので、決まった時は単純に嬉しかったです。物語のキーマンで、流れを大きく変える人物ですし、主人公の天火たち曇家(くもうけ)の三兄弟にとってもとても大きな存在なので、すごく重要な役どころで、大役をいただいたなと思いました。


ーー映画を拝見して、「白子役はすごく難しい役だ」と感じました。感情の見せ方であったり、役作りで苦労したところはありますか?

感情をどこまで出していいのか、というところは考えました。物語の裏の鍵を握っているぶん、ここまでは見せていいけど、それ以上出しすぎると展開を観ている人が分かってしまうので見せられない。そういう部分で、表情一つでもその後の展開が分かってしまわないように、といったところは監督と密にコンタクトを取りながら、一緒に白子という人物を作り上げていきました。難しかったですけれど、やりがいはとてもありました。

闇を抱える人物を演じるしんどさはありましたね

ARINE編集部

ーー監督からは、具体的に白子について、こういう風に演じて欲しいといった要望はありましたか?

たとえば、今の演技は(展開が)分かりすぎてしまうから抑えよう、とか微調整の部分ですね。白子が三兄弟にとってどういう存在であって欲しいか、というような核となる部分については、原作もアニメも観たので、なんとなくこの線だろうな、というのを持ちつつ、クランクインすることができたので、白子の人物像についての苦労は特になかったです。
両親のいない三兄弟にとって、特に小さい三男にとっては身の回りの世話をしてくれるお母さん的な存在で、本当の家族のような人物、というところと、少し影のある部分、「何かこの人は闇を持っているんだろうな」というところを役作りとしては意識していました。

「母性」を感じさせる白子のビジュアル。

「曇天に笑う」製作委員会

ーー白子が持つ心の葛藤を演じるのはしんどかったりしましたか?

しんどい時もありました。白子は元は風魔一族(破壊神・オロチの復活を目論む忍者集団)だったので、その時の方がやりやすかったかもしれないです。でも白子は、そういう葛藤を隠せる人だと思うんですけど、思っていることを出さなすぎても薄っぺらい感じになってしまうので、そこのバランスは監督とも話して、作り上げて行きました。
漫画やアニメでの白子は葛藤を隠していて、それでキャラクターが成立していたんですけど、映画の中では尺もありますし「何か抱えているな」「何か怪しいんだけど、どうなんだろう」と観ている人にも感じさせる絶妙なラインを狙っていました。

撮影中はみんなで露天風呂に入って、男同士の会話をしました(笑)

ARINE編集部

こちらが映画の予告編。迫力満点のアクションシーンも満載です!

ーー福士蒼汰さん初め、共演者の方々が豪華ですが、共演者との印象に残っているエピソードはありますか?

犲(やまいぬ:雲三兄弟と協力してオロチ退治に挑む右大臣の直属部隊)のみんなと露天風呂に行ったことが思い出深いです。地方で、しかも地底の採石場で、気温が低いところでの撮影で、衣装も肌の露出が多かったので寒くて(笑)ベンチコートを着てたんですけど、夏なのにそれでも寒くて、その日、撮影が終わった後に「銭湯行こう」という話になって。サウナでUNOしたりしました。バカみたいにUNOが流行っていたんです(笑)犲の5人と僕とでの待ち時間が多かったので、誰かが買ってきて。それですごく仲良くなりましたね。ほぼ男だらけで、気を遣わないですし、楽しかったですよ。
取材では言えないような話ばっかりしてましたね。男同士が集まったらそういう話ばかりですよ(微笑)

犲の面々。

「曇天に笑う」製作委員会

あとは宙太郎(曇三兄弟の三男)役の(若山)耀人の誕生日が撮影中だったので、(福士)蒼汰と一緒に近くのドンキホーテのおもちゃコーナーに行って、プレゼントを買いました。耀人はカメラが好きなので、ドローンのヘリコプターを買いましたね。中学1年生だし、喜んでくれるかなと。残念ながら自分の撮影が終わっていて、僕はその場にいなかったんですけど、後から「喜んでたよ」って聞きました。

福士蒼汰くんは「さすが!」です

ARINE編集部

ーーなかなかここまで主要キャラクターが全員男性、という映画も珍しいかなと思うのですが、例えば現場で男ばかりの現場ならでは、と感じたことはありましたか?

気を遣わなくていいのが本当に楽でした。みんな面白いし、例えば(中山)優馬は虫が嫌いで、普段はおとなしいのに、ゴキブリとか虫が出た時には、わあわあ言って、ギャップが面白かったです。男子校みたいな感じもあって、良い雰囲気でした。
男しかいなかったからこそ、こんなに仲良くなれたのかな。この作品がきっかけで、優馬や(古川)雄輝くんとは飲みに行くようになりました。耀人は違う作品でも一緒で、地方ロケで(宿泊先が一緒だったので)よく僕の部屋に泊まりに来てました。一人がさみしいらしいです。「レンちゃんの部屋泊まりに行っていいですか」って。可愛いんですよ。今日の取材も別のスタジオで耀人も取材なので、「レンちゃんのスタジオは今日どこですか」って朝8時くらいにメッセージがきてました。俺が何をしているか気になるみたい(笑)

迫力のアクションシーン。

「曇天に笑う」製作委員会

ーー可愛い(笑)それから、アクションシーンがとても迫力がありましたが、撮影はいかがでしたか?

露出が多い衣装で、体のラインがバキッと出るので、体づくりはしました。糖質制限をしたり、トレーニングは頑張りました。


ーー桐山さんも福士さんも「仮面ライダー」を演じた経験者ですが、その経験が今回のアクションシーンに活きたりはしましたか?

そうですね。蒼汰のほうが下駄を履いているぶん、大変そうでした。相当きつかったと思います。底が高いし、足首がグリンッっていってしまわないか心配で聞いたら「俺、足首強いんで大丈夫です」って言われました(笑)上がりの映像を見て、蒼汰はやっぱりさすがだな、と思いましたね。

自分が動くことで現場が明るくなれば

ARINE編集部

ーー現場で一番長く一緒にいたのは福士さんですか?

そうですね。蒼汰とのシーンが一番多かったんですけど、三兄弟との撮影の時は、耀人がムードメーカーだったので、みんな耀人をいじって遊んでました。


ーー家族感がとても出ていました!

撮影始まりたての頃は、優馬がマネージャーと二人でいることが多かったので、僕から話しかけに行きました。優馬は人見知りなのかな。僕もどちらかというと人見知りなんですけど、初めましての人とは、どういう人なのか、話しながら見てるんですよ。優馬も話しながら、この人は仲良くなれそう、って思ったら話仕掛けてくる感じだったのかな。
現場の空気は、一つの作品を作る上で、絶対に明るいほうがいいと思うので、全体のバランスを自分が話しかけたり、動くことで良くなるといいなと思っています。


ーー白子は母性がとてもあって、女性は見ていてキュンキュンするのですが、ご自身と通じるところはありますか?

男で母性があるっていうのもなんですけども(笑)一人暮らしが長いので、料理を作ったり、洗濯したりというのは好きなので、そういうところが役に活かされているといいなとは思いますけど、どうなんだろう(笑)

ところどころに隠された白子の感情を読み取って欲しい

ARINE編集部

ーー家族同然の三兄弟に対して演じていて感じたことは何ですか?

天火と白子って、もっと違う時代に生まれていたら、親友になれていたんだろうなと思いました。犲もそうだし、登場人物が背負っているそれぞれの目的のために戦っていて、それぞれ抱えているものがあるからこそ、そこへの友情とか家族愛があるんですよね。白子でいうと、この三兄弟に拾われて、一緒に居候させてもらうことになって、同じ一つ屋根の下で家族同然の仲になり、でも300年に一度のオロチの器の時期がやってきたときに、自分の運命と雲三兄弟との関係の間で揺れるんですよね。

白子は曇家の人間でもあり、背負った運命は別にあり、そこでの葛藤から導き出した決断、雲三兄弟の幸せのための行動、というところを見て欲しいです。すごくその決断にはドラマがあると思うし、この時代でなければ、このかけがえのない時間は続いたのに、と思う悲しさ。それでも強く育っていく雲三兄弟を見てもらえたらいいなと思います。

白子と天火ら雲三兄弟の物語の行方をぜひ見届けて欲しい。

「曇天に笑う」製作委員会

ーー桐山さんご自身の家族への気持ちと、今回の家族愛は通じるところはありましたか?

僕も男兄弟がいるので、弟のように空丸と宙太郎のことは見ていましたけど、空丸が背負っているものに気付いた時は、複雑な思いがあって。白子の立ち位置は、バランスを考えていました。

映画を2回見返してもらえたら、この時に白子はどういうことを思っていたのかな、ここで実は葛藤していたんだなとか、気づいてもらえることがあると思うので、もし機会があれば2回見ていただけたらいいなと思います。最初は雲三兄弟に感情移入して観ると思うんですけど、2回目は白子の気持ちになって観てもらえたら、この時こういう表情をしていたのはこういうことだったのかな、とかわかってもらえると思います。

どんなときも笑っていればなんとかなる

ARINE編集部

ーー衣装もとても華やかで見ていて目の保養になりました!

明治初期ということで衣装が艶やかでカッコ良くて、どの役もクオリティーがとても高いです。白子の白い衣装も風魔の黒い衣装も、美しくて、例えば風魔の方は本物のヘビ柄を使っていたり、細かいところに衣装さんの情熱を感じながら、カメラの前に立たせてもらっていました。作り手側の情熱や思いを感じながら、キャストも演じたので、僕たちの情熱や思いが伝わるといいなと思っています。

キャスト全員が全力で臨んだからこそ出せた、リアリティーを感じて欲しい。

「曇天に笑う」製作委員会

ーー完成した作品をご覧になられた感想をお聞かせください。

タイトルにもある「笑う」というのが今回のキーワードですけど、天火が「どんなに辛くても、苦しくても、笑っていられる強い男になれ」ということを次男と三男に教えていて、作品全体でも、白子に対して「お前は笑うようになった」と言われるシーンがあるんです。笑わなかった白子が、天火と出会うことによって笑うようになるんですよね。それくらい天火は影響力のある人で。作品のタイトルにすごくメッセージが込められているなと感じましたね。笑っていればなんとかなるよ、いいことあるよ、ということが観た人に届けばいいなと思います。

自分磨きを頑張る女の子たちへメッセージ

ARINE編集部

ーーでは最後に、美容や自分磨きを日々頑張っているARINE読者に向けてのメッセージもお願いします!

可愛くなりたい、キレイになりたいって女の子なら誰もが思うことだと思うんですけど、それをきちんと行動に移して、心身ともに頑張っている子は輝いて見えます。男たちはそういう輝きを見逃さないと思いますし、僕も何か目的を持って頑張っている子はとっても好きです。応援したくなります!


ーーありがとうございました!

(撮影/杉 映貴子、ヘアメイク/江夏智也(raftel)、スタイリスト/吉田ナオキ、衣装協力:MARKAWARE、wjk、SToL、amp japan)

「曇天に笑う」製作委員会

桐山漣さんのサイン入りチェキを3名様にプレゼント♡

【応募方法】
ARINE公式Twitterをフォロー&こちらのツイートをRTすれば応募完了です。
当選された方にはDMからご連絡いたします。

◆応募規約について
【応募期間】
3月20日から3日間

【応募資格】
・日本国内にお住まいの方で、本応募規約を理解し同意の上、当社所定の応募方法によるご応募が可能な方に限り、ご応募できるものとします。
・グリー株式会社の社員、グループ会社の社員および関係者とその家族は応募できません。

【応募方法】
・ARINE公式アカウント(https://twitter.com/arine_jp)をフォローしてください。
(結果発表は受賞者にTwitterDMでご連絡いたします。プレゼント期間中は公式アカウントを必ずフォローしてください。)

【当選発表】
・当選の権利は、ご本人様のものとし、他人へ譲渡、換金することや、賞品の変更はできません。
・当選はお1人様、1回までといたします
・不正行為であるとARINE編集部で判断した場合は、全ての応募ならびに当選の権利を無効とすることがあります。
・当選の結果は、2018年3月31日までにTwitterのDMで当選者にお送りする「当選のお知らせ」にて代えさせていただき、個別の問い合わせには、お答えいたしかねますのであらかじめご了承ください。
・プレゼント発送は、2018年4月末までの発送を予定しておりますが、遅れる場合がございます。あらかじめご了承くださいますよう、お願いいたします。

【注意事項】
・本キャンペーンの提供主体は、グリー株式会社です。
・本キャンペーンは、Twitterが支援、承認、運営、関与するものではありません。
・本キャンペーンは、予告無く中止および変更させていただく場合がございます。
・当キャンペーンの応募時に発生するインターネット接続料や通信料、及び本人確認時の書類郵送費は、応募者ご本人様のご負担となります。
・当選された賞品の転売は、禁止とさせていただきます。なお、転売を確認した場合は、当選を無効といたします。
・当選された賞品の発送は、日本国内に限らせていただきます。
・TwitterのDMによる「当選のお知らせ」連絡が、連絡日より1週間不達の場合、当選の権利が無効となります。
・「当選のお知らせ」に記載された発送手続および、個人情報登録を「当選のお知らせ」を期限内に行っていただけない場合、当選の権利が無効となります。
・発送手続および、個人情報登録の内容に不備があった場合、当選の権利が無効となります。
・投稿の非公開設定をONにされている方は、参加対象外になりますのでご注意ください。

【個人情報の取り扱い】
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