見て、触って、感じて。常識外れな徳島「大塚国際美術館」
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海と山に包まれた風光明媚な立地
すぐ目の前に瀬戸内海や淡路島が見渡せる大塚国際美術館。駐車場からも穏やかな水平線が見られ、徳島県を代表する観光スポット・鳴門の渦潮もこの近くです。
地上3階・地下5階建ての建物は、四国の豊かな自然と同化し、まるで山の中へ潜り込んでいくようです。先が見えない長いエスカレーターに乗り、アートの世界へワープするように向かいます。
現地に行かないと見れなかった作品が集結
まず最初に目を奪われるのが地下3階のシスティーナ礼拝堂天井画。オリジナルはバチカン市国にありますが、大塚国際美術館では礼拝堂全体が再現され、一歩足を踏み入れば現地にいるような感覚を味わえます♡建物内を進むごとに高さ20メートルの天井に描かれた絵画が移ろい、ひとつの物語を見ているような気分です。
システィーナ礼拝堂天井画のほかに、美術館が保有する絵画は1,000点以上。ほとんどの作品が美術の教科書やポスターで見かけた『最後の晩餐』などの名画ばかりで、身近に感じる絵画と出会えるのも魅力のひとつ。
陶器の板(=陶板)に絵画を転写して作られる展示品は、色彩や大きさも原画から忠実に再現されたもの。そのうえ2000年以上の時が経っても色があせないので、名画を永久に残す方法としても注目されているそう。写真撮影はもちろん、手で触れることもできるという美術館ではNGだったことができてしまいます。触ってみると絵とは違うざらっとした感触が新鮮です。
モネの願いを叶えた屋外展示室
オリジナル同様の名画を再現できるだけでなく、陶板だからこその醍醐味を味わえるのがモネの『大睡蓮』。淡い色に包まれた蓮に水面が印象的な作品は日本でも人気ですよね。
実はモネはこの作品を屋外に展示して欲しかったらしいのです。朝日の煌き、午後の日差し、黄昏の揺らめきなど自然光のもとでは、時間と共に絵画の雰囲気も移ろい、まるで呼吸をしているかのよう。印象派で名高いモネの強いこだわりが感じられる空間です。
『大睡蓮』は円状に展示された大作。中心に立てば、ぐるりと絵画に囲まれ、まるで自分が池の上にいるような感覚になります。360度広がる作品の外側には、本物の蓮の池があり、季節の花や鳥のさえずりなど訪れる人たちを温かく迎えてくれます。
豪華な顔ぶれが続々と登場する展示室
2018年3月21日に開館20周年を迎えた大塚国際美術館。記念事業として、ゴッホの描いた花瓶の『ヒマワリ』全7点をひとつの部屋で展示しています。今では世界中に点在する有名作品ですが、その全てを鑑賞できるという、何とも贅沢な空間なんですよ♪
美術館らしいオシャレなカフェやレストランも
名作の数々に圧倒されますが、美術館内のカフェやレストランも見逃せません。徳島名物の鯛めしや阿波尾鶏だけでなく、期間によってはルノワールなど画家をイメージしたメニューなどもあります。開放感たっぷりなテラス席もおすすめです。
play artという表現がぴったりな美術館
陶板に名画を再現するというユニークな展示方法が特徴の大塚国際美術館。日本にいながら、オリジナルの色合いや雰囲気を楽しめるだけでなく、記念撮影をしたり、ギリギリまで間近で接近できたり。鑑賞するのではなく、アートと遊べちゃう♡美術館です。ぜひ訪れた際は、今までで体験したことない芸術の世界を堪能してみてはいかがでしょうか。
<スポット情報>
大塚国際美術館
住所: 徳島県鳴門市鳴門町土佐泊浦字福池65-1
電話: 088-687-3737