【一度は訪れたい絶景】光が落ちる峡谷が真っ赤に染まる時
アメリカ合衆国の神秘の峡谷「アンテロープキャニオン」。ラスベガスから飛行機を乗り継ぎ、さらに車で約4時間かかる、僻地の絶景だ。これだけの地の利の悪さでありながら、その景色を"一度は見たい"と望む者が世界各地から絶えない。
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水が地面を穿ち、長い時間のなかで形成された奇跡の峡谷
「アリゾナ」と聞けば、不毛な荒野をイメージする人が多いのではないだろうか。
イメージに違わず、森林がなく、岩場だらけのこの地では、地面に保水力がない。
そのため、雨が降ると一筋に水が流れ、やがて"鉄砲水"のようになる。
その"鉄砲水"が地面を穿ち、生まれたのがアンテロープキャニオンだ。
幅は3m、深さは20mにもなるというのだから、いかに長い時を経て形成されたかを伺い知ることができるだろう。
光が落ちる正午前後は、谷底全体が発光したような光景に
この深く深い谷底に、太陽が真上に来る正午前後にだけ、一条の光が落ちる。
マーブル模様の滑らかな岩肌を赤く染め上げ、ぼうっと発光したかのような神秘的な空間に、訪れた者は思わず魅せられるという。
勝手な見学はNG。ナバホ居留区内にあり、厳粛に守られている
多くの旅人を魅了してやまない絶景だが、この地はナバホ居留区内にあり、勝手に見学することができない。
また、天候の悪い日には鉄砲水が流れる危険性もあるため、訪れるときにはツアーへの参加が必須だ。
おいそれと観光することのできない場所だからこそ、人々の心を惹きつけてやまないのかもしれない。