名作『坂道のアポロン』が実写化!ほろ苦く優しい三角関係の行方は?

    少女漫画の名作「坂道のアポロン」が待望の実写映画化! Hey!Say!JUMPの知念侑李さんをはじめ、小松菜奈さん、中川大志さんとフレッシュなキャスト陣が話題になっています。どこか懐かしさを覚える、遠い昭和の時代、ジャズが繋ぐ淡い恋と友情のストーリーは必見です!

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    目次

    21世紀少女漫画の名作が待望の実写化!

    『坂道のアポロン』製作委員会

    『坂道のアポロン』は小玉ユキ先生が2007年から2012年まで『月刊フラワーズ』(小学館)にて連載していた少女漫画。第57回小学館漫画賞一般向け部門を受賞し、2014年にはアニメ化もされた人気作品です。1960年代の長崎・佐世保を舞台にし、ジャズが繋ぐ友情と淡い恋を丁寧に描いた青春群像劇が待望の実写映画化となります。メガホンをとるのは『ホットロード』、『先生!、、、好きになってもいいですか?』など少女漫画原作の実写化に定評のある三木孝浩監督。

    都会から佐世保に引っ越してきたばかりで、学校にも家庭にも溶け込めずピアノだけが心のより所の主人公・薫。居場所がない彼の日常を変えてくれたのは、校内で恐れられている不良少年・千太郎とその幼馴染の律子。ジャズドラムに夢中の千太郎と家族がレコードショップを営む律子の影響で薫もジャズの魅力を知っていき、レコードショップの地下で毎日のようにピアノとドラムでセッションをするようになり、灰色だった毎日がキラキラと輝きはじめます。

    『坂道のアポロン』製作委員会

    そして青春には恋愛はつきもの。律子へほのかな想いを寄せる薫ですが、律子の片思いの相手は千太郎。その千太郎はひょんなことから出会った年上の女性、百合香にひとめぼれしてしまいます。インターネットもスマートフォンもない時代の恋愛劇に胸がキュンと切なくなること間違いなしです。

    ◆原作ファンも納得?フレッシュなキャスト陣!

    『坂道のアポロン』製作委員会

    主人公の薫を演じるのはHey!Say!JUMPの知念侑李さん、本作は彼の単独初主演となり、難しい役どころを丁寧に表現しています。なんとピアノ演奏シーンも10ヶ月前から猛練習し、手元吹き替えなしとのこと。そしてもうひとりの主人公といえる存在の千太郎役は今注目の若手俳優、中川大志さん。ドラムもやはりご自身で演奏しており、ふたりの俳優魂が光る文化祭でのセッションシーンは必見です。また、原作から抜け出てきたようなふたりの身長差にもグッときてしまうかも?

    『坂道のアポロン』製作委員会

    そしてふたりを優しく見守るヒロイン律子には『バクマン。』『溺れるナイフ』など話題作に引っ張りだこの女優、小松菜奈さん。60年代風のレトロなファッションや方言がかわいい! 恋と友情を大切にする女の子を好演しています

    『坂道のアポロン』製作委員会

    律子と千太郎が兄のように慕うトランペッターの淳一役にディーン・フジオカさん、千太郎が憧れる透明感のある美女、百合香役は真野恵里菜さんといった豪華キャスト陣にも注目を集まっています。とくに淳一と薫、千太郎がジャズバーでセッションをするシーンでは、ディーン・フジオカさんがトランペットと共にボーカルを披露するというのも見どころのひとつ。SixTONES/ジャニーズJrの松村北斗さんが出演しているのもファンにとっては見逃せませんね!

    「あの頃」を彩るジャズの名曲たち。昭和の風景。

    『坂道のアポロン』製作委員会

    本作冒頭を飾るのはジャズの名曲「モーニン」。この曲は映画全編に渡って重要な役割をしめる曲です。その他にも「いつか王子様が」「マイ・フェイバリット・シングス」「バット・ノット・フォー・ミー」などの名曲が披露されます。これをキッカケにジャズにハマってしまうかも?

    タイトルの「坂道」は薫たちが通う高校が、長い坂の上にあることからきています。この美しい坂道はロケハンを重ねて見つけたもの。原作マンガと同じ佐世保で撮影されたからこそ、イメージにピッタリになっています。

    『坂道のアポロン』製作委員会

    本作のロケ地は原作と同じ長崎県佐世保を中心に行われ、律子の実家であるレコードショップ「ムカエレコード」は大分県肥後高田市にある「昭和の町」で撮影されました。昭和の時代の町並みを忠実に再現した「昭和の町」の風景はまるでタイムスリップしたかのような雰囲気で、昭和にあまり馴染みのないARINE読者もどこか懐かしい気持ちになるかもしれません。

    優しい三角関係の結末は?

    『坂道のアポロン』製作委員会

    孤独を抱え年の割に落ち着いた性格の薫と、一見快活なもの心に傷を負っている千太郎。ふたりは時に反発しつつも、ジャズを通して友情を深めていきます。そしてそれを見守る律子。誰もが淡い恋心を胸に秘めていながらも、楽しい高校生活を送っていました。しかしそんな青春の日々もある日突然"ある事件"によって崩壊してしまうのです。

    それぞれが大人になり、日々の生活を過ごしながらも決して忘れられない青春の日々、その結末はどのような形を迎えるのでしょうか? それは映画を観てのお楽しみに……! 

    『坂道のアポロン』2018年3月10日より全国公開中!

    『坂道のアポロン』製作委員会