稲葉友が語る夢と音楽「一緒に歩いてくれる人がいるってすごいこと」

思い描いていた夢がダメになったとき、人は新たな生きる目的や希望をどうやって見出せばよいのか?誰しも人生に起こらないとは限らないこの問いに、まっすぐにそして温かく答える、そんな映画『私の人生なのに』が完成しました。 新体操のスター選手として将来を期待されていた金城瑞穂(知英)は、練習中に倒れ、脊髄梗塞により下半身麻痺となります。競技人生を絶たれ、絶望した瑞穂の前に、子どものころの幼なじみ、柏原淳之介が現れます。ストリートミュージシャンの淳之介は瑞穂に「一緒に歌おう!」と誘ってくるのですが…。 今日は物語を動かすキーマンとなる淳之介を演じた、稲葉友さんに映画のこと、恋愛のこと、美容のことまでうかがってきました!

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目次

撮影現場で生まれる自然な空気感を大事に演じました

ARINE編集部

ーー映画を拝見いたしました。観終わって、ジーンときまして、1シーン1シーンを丁寧に撮られている感じがしました。稲葉さんの役は物語のキーパーソンと言える重要な役だと思うのですが、脚本を最初に読まれたときの感想からうかがえますでしょうか。

稲葉友(以下、稲葉):決してポップな話ではないのですが、単純に「超おもしろい!」と思いました。綺麗なだけじゃないんだけど、わざわざエグみみたいなものを持たせてもいない。そういう過不足な感じが個人的に好きなんです。俳優として、この柏原淳之介という役を演じられることがすごく楽しみだな、と思いながら脚本を読みました。

ーー確かに、扱っているテーマは重たいですけど、くすっと笑えるシーンもありますしね。

稲葉:そうですね。笑いどころも人それぞれだと思います。みんなどこで笑うのかな、とかお客さんの反応も楽しみですね。

ーー瑞穂との会話のテンポの良さも楽しめました。

稲葉:そこはあまり気にせずやってました。撮り方も長回しで撮っていたりしたので、そのときの空気感でやってましたね。あと、瑞穂は車椅子に乗っていて、淳之介と目線の高さに違いがあるので、単純にふたりで並んで歩いているだけではない感じが自然と画にも出たのかなと思います。

ARINE編集部

ーー知英さんとの共演は初めてですよね。

稲葉:はい。すごく仲が良くなったわけではないんですけど、ずっとお互いが役の感じのまま、現場にいたような気がします。知英さんが僕より1つ年下なんですけど、僕らの関係性が先輩でも後輩でもないので、この作品で、この役を演じるというところに集中できたのがすごく居心地がよかったです。

ーー演技について、相談したりはされました?

稲葉:あまりそういう話はしなかったです。確認みたいな感じで「車椅子はこうやって扱っても大丈夫?」というようなことは聞きました。危なくないように、というのだけは気をつけて、あとは、瑞穂を演じる知英さんに撮影中にドキドキしてもらいたかったので、自然に、というのは大事にしていました。

ーー監督からは、淳之介の役柄については、どういったお話がありましたか?

稲葉:監督とは撮影現場に入る前にたくさんお話をしました。淳之介の役作りはクランクインの3週間前くらいから、曲を作るところから始めたんですけど。監督と、音楽担当の方とお話しして、こんな感じの曲で、というのを決めて、持ち帰って作りました。音楽面から淳之介のキャラクターを作っていった感じですね。あと、監督とふたりで本読みをしたりもして。色々な角度から淳之介を作っていったので、撮影を始めるころには、監督とは体感で感覚を共有できるようになっていました。例えば、1回本番を撮ったけど、「あ、もう1回やりたいな」と思ったときに、監督からも「もう1回やろう」と言ってくれたりしました。「今のはもう1回だよね」というのがお互いに分かるんですよね。

ーー作品を作るうえで、見ている方向性が同じだったんですね。

稲葉:そうですね。本当に自由にやらせていただけました。

歌うことは大好きだけど、仕事となると別で…

ARINE編集部

ーー今、曲作りのお話が出ましたが、淳之介はストリートミュージシャンということで、歌うシーンがたくさんありました。歌うシーンについては、いかがでしたか?

稲葉:作曲も2曲くらいやらせてもらって、実際にそれを歌いましたが、淳之介は別に飯を食うために、とか、メジャーデビューしたいから、という理由で路上ライブをやっているわけではないんですよね。だから最初は、「この人はなんでギターを弾いて、歌っているんだろう?」という疑問がありました。ギターを弾きながら歌うのも大変で、ひたすら練習して、撮影に臨んで。ただ、ありがたいことに淳之介は歌が上手い設定ではないので、上手く歌おうとしなくても良かったので、撮影本番もしっかり気持ちを乗っけて、歌うことだけに集中できました。結果的に、歌うシーンはすごく作品に寄り添うものができたかな、と思います。

ーー瑞穂も劇中で「上手いわけじゃないけど、響く歌だよ」といったようなことを言っていましたね。

稲葉:そうですね。歌が上手い役なら、そもそも上手い俳優さんを起用するだろうなっていう話なので(笑)僕がやる意味というのを考えて、下手なことせんと真っ直ぐにやろう、という感覚でした。

ーーでも稲葉さん、歌お上手だと思いますよ。『仮面ライダードライブ』でも挿入歌を歌われていましたよね。

稲葉:あ、見つけちゃいました?(笑)歌うことは大好きなんです。カラオケでも歌うし、ラップもやるし、友達と一緒に曲を作ったりもしますし、趣味としてはすごく好きですけど。仕事ってなるとね、怖いじゃないですか。「そんな、良いんですか、僕が歌っちゃって」って思って。「仮面ライダードライブ」のときも、すごい恐る恐るやってたんですよ。「え、本当にやるんですか?」って確認して、「じゃあがんばります」でも、「ごめんなさい、ごめんなさい」って謝りながら(笑)

ARINE編集部

ーーそうすると、歌が好きな淳之介の気持ちは理解できました?

稲葉:淳之介の場合は、音楽を好きになるきっかけが瑞穂と一緒に文化祭で歌ったことと、父親が唯一残したものがアコギだったり、とか、いろんなものが乗っかっての「好き」なので、ある意味、そこに縛られているのかもしれないですよね。それしかきっと、自分を外に出す方法がなくて、現状、寄り添う人もいないし、寄り添ってくれる人もいないし、という独特の状況だったと思うんです。そういう状態に身を置く人間を演じるときに、あまり余計なことを考えこんだらダメだなと。親が失踪して、家族がいないからといって、日々毎日そのことばかり考えているかっていったら、きっと人間ってそうじゃないだろうなと思ったんですよね。

ーー確かに、淳之介は悲しい過去を背負ってはいますけど、おおらかで優しいですものね。

稲葉:そうですね。淳之介の懐の広さは、その過去があるからというのはあるかもしれませんけど。優しい家庭で、愛情を受けて育っていれば、おおらかな性格にはなるかもしれないけど、それだけだと、瑞穂は甘えられなかったのかもしれない。一緒にいて居心地は良くならないかもしれないですね。

ーー種類は違うけれど、瑞穂と淳之介が苦しみや悲しみを背負っているのは同じだと。2人の間に流れる共感と、そこからお互いに惹かれあっていく感じは観ているほうも共感できました。

稲葉:そうですね。ただただ優しくされるだけだと瑞穂も苦しくなったりするだろう、という感覚で演じていました。

『私の人生なのに』製作委員会

ーー淳之介を演じていて、悩んだところはありましたか?

稲葉:演じていて常に「大丈夫かな?」って思いながらやっていました。でも監督が良いって言うから良いんだろうな、という監督への乱暴な信頼がありましたね。淳之介って表現だけを切り取って「こいつ、自分の近くに日々いたらどうだろう」って考えると、ちょっとわからなかったんです。瑞穂以外とまともなコミュニケーションを取っているシーンも出てこないし。
ただ、さっきもお話したように、淳之介は瑞穂よりも先に、大切な色々なものとさよならしちゃってるんですよね。それを踏まえて、噛み砕いて、飲み込んで、でも消化はされてないし、なくなってもいないんです。ちゃんと心の中に持ったままで、でも生きていかなきゃいけない、ということをどこかで理解している人だから。そういうところが表に出ると、嫌なやつには見えないし、僕は演じていて、すごく可愛らしい人だなと感じていて、観る人にもそう観えるといいな、と思っていました。

ーーそうですね。重たい過去を背負ってはいますけど、淳之介はある意味、現代の若者だなと思いました。将来をそんなに心配せずに、今楽しいと思うことをやっているところとか。

稲葉:ああ、でもそこはそうするしかないっていうところもあるのかなと思います。そして淳之介は瑞穂に再会してからは、瑞穂の真ん中に寄り添いたいって思うようになるんですよね。

ーー愛する人に寄り添いたい、という気持ちは究極の純愛ですね。観ているほうは、とても癒されました。

ARINE編集部

ーー話は変わりますが、子どもたちに囲まれて演奏するシーンはとてもほっこりしました。

稲葉:そのシーンの撮影は楽しかったですよ。子役の子たちがすごい騒がしくて、「うるさいよお前ら」って言ってたんですけど、いざ撮影本番になったら、俺、なぜか全力で子役たちに敬語を使ってたんです。脚本はタメ口だったのに、「あの、あっちから女の人が来るんですけど」とかって。なんで俺、敬語になったんだ?と思って、監督に「すみません、敬語になっちゃいました」って言ったら、監督が「ありだと思う」って。すごい良い空気であのシーンは撮れました。実際に半身不随で足が動かなくなった車椅子の男の子が、俳優ではないんですけど、出てくれていて。みんなが同じ方向を向いて撮影ができていました。

ーー私も作品を観ていて、みなさんがあまりにも自然な演技だったので、途中からノンフィクションを観ているような気持ちになってきていました。

稲葉:監督が仰々しい演技をやらせたがらない人だからかもしれないです。

『私の人生なのに』製作委員会

ーーでもその反面、とてもメッセージ性の強い映画でもありますよね。若くして大事なものを失くして、それでも前を見て歩いていくという。映画を観る人たちに伝えたいポイントはありますか?

稲葉:淳之介からのメッセージとしては、劇中で瑞穂に言っているセリフがそのままだと思っています。それが作品としての外向けのメッセージになっていたりするのかなって。特に最後のセリフはまさにそのままなので、ぜひ観てほしいです!「苦しくたって苦しみと生きていく」「だから生きることは辛いんだ」という。そうだよなぁって、思って。キツイから逃げたいんだけど、しんどいけど一緒に歩いてくれる人がいるって、すごいこと。瑞穂は体の自由はないけど、それでも支えてくれる家族がいますしね。瑞穂が淳之介の家族のことを聞いた夜、家に帰って、家族とハグするシーンはすごい泣けるなと思いました。

ーーあのシーンは泣けましたね。

稲葉:ただ、あれはもしかしたら、僕が両親健在で兄弟もいて、みんな仲もいいから泣けるのかもしれないですけどね。もし家族がいなかったら、あのシーンを観てもつらいだけかもしれないし、淳之介に共感するのかもしれないし。でも、トータルで観て、誰にも、どこかのシーンは響くんじゃないかな、そういうバランスのいい映画に仕上がったと思っています。どの年代の方にも観ていただきたいですね、本当に!

ーーものすごく嫌な人が出てこない、という点でも良い映画だと思いました。

稲葉:そうですね。ただ、わかりやすく嫌な人ではなくても、好意でやってくれたことにダメージを受けることもあるじゃないですか。

ーー瑞穂の大学のアスレティックトレーナー、誉田哲二(落合モトキ)もそうですよね。

稲葉:あれも優しさだし、淳之介の表面がきつい言い方とかも、受け取る側、やる側によって、良い悪いが変わりますよね。淳之介の雑なところやぶっきらぼうな物言いも、瑞穂にとっては優しく感じられているのかもしれないですし。そういうところも、各々で楽しんでくれたらいいなぁ。色々な要素が本当に詰まっているので、ぜひ映画館で観てほしいです!

稲葉さんの美容法を教えて!

ARINE編集部

ーーARINEは美容メディアなので、少し、稲葉さんの美容法についてもおうかがいしたいのですが。

稲葉:しましょう!

ーーファースト写真集「通り道」を拝見しましたが、綺麗な背中を披露されていますよね!

稲葉:いや、なんかすいません(笑)

ーーお肌のケアは何か特別にされているのでしょうか?

稲葉:特別と言われると、何もしていないほうだと思います。僕、「肌がきれい」って色々な方から言っていただくんですよ。そろそろ自分でも肌がきれいなことは認めていこうかなと思っています(笑)このあいだ肌年齢を測ったら18歳だったんですよ。それは持ちネタにしてるんですけど、それで「何かしてるんですか?」って聞かれると、たいしたことはしていないので、話が広がらないという。

ーー食べ物に気を遣っていらっしゃるとか?

稲葉:いや、もう全然、不摂生ばかりしています。めちゃめちゃラーメン食いますし。油物も大好きで、お酒も飲みますし、タバコも吸いますし。タバコやめたら肌荒れするんじゃねえかな、くらいに思ってますから。

ーー逆に(笑)

稲葉:DNAなんでしょうね。オトンもオカンも肌きれいなんです。ケアをやりすぎないことだけは気をつけているかな?今日みたいに撮影があって、メイクをしてもらったら洗顔はしますけど、お休みの日にはわざわざ洗顔はしないですね。日焼け止めも撮影のとき、メイクさんにはぬってもらいますけど、ふだんはぬらないです。日焼け止めの匂いが、女の人の匂い、っていう印象があって。自分から女の人の匂いがするのが嫌なんですよね(笑)たまーに今年はぬろうかな、って思って、化粧水を並べている棚にちょこんと置いておくんですけど、全然ぬらない。

ARINE編集部

ーーメンタルも肌に影響するかと思うんですけど、お強いほうですか?

稲葉:いや、強いわけではないですね。そういうことではなくて、このあいだ、「MEN'S NON-NO」モデルの柳俊太郎くんと面白い話をしたんですけど、彼も相当肌がきれいなんですよ、白いし。よく言われるよね、って話を2人でしていて。そのときに俊太郎が「でもさ、俺ら、そもそも肌荒れすると思ってないじゃん」って言ったんです。「荒れないって思ってるやつはやっぱ荒れないよね」って。確かにそうだなって思って。人って、脳みそを騙せていればいけんじゃないかなって思うんですよね。

美容で言うと、あれもしなきゃいけない、これもしなきゃいけない、って思っていて、それをできなかったら、もう地獄!みたいな人いるじゃないですか?メイクを落として寝なかった!とか。落とさないで寝たことは罪深い、みたいな。それだと、減点方式なんですよね。10を期待して、8もできているのに、2ができなかったことのほうをめっちゃ気にして、体に良くないことになるという。でも僕はそもそも2しかやっていないので、それが1になってもあまり変わらないし。0になっても、まあこういう日もあるわ、って思うだけだし、3やったら「めっちゃやった!」って思うんです。ダイエットでもそうですよね。俺、女性で「やせる!」って言う人にはよく言うんですけど「何も食わないようにしたら頭おかしくなるぞ」って。さっきの減点方式と同じで、もともと10食ってたものを8にできれば偉いのに、7食っただけで落ち込む人。でも10食ってるうちの2でも減らせたら、すごいことじゃないですか。「できてる」ことのほうを見てあげないと続かないと思うんです。

ーー完璧主義にならないほうがよいと。

稲葉:そうですね。あとずーっと「やせる!やせる!」って言ってて、やせない人の話も聞きますけど、でもそういう女性たちが、アドバイスとかを求めてるかって言われるとそうじゃないですもんね。女性って難しいですよ。俺は男兄弟の中で育ったので、女性の気持ちは想像するしかないんですよ。

ARINE編集部

ーーもうひとつ、女性メディア的な質問をさせてください!女性の好きな仕草やファッションはありますか?

稲葉:僕、もはや病気の一種かなと思うのですが、人のボケているところにツッこんじゃうんですよ。だから、たまに女性からツッこまれるとハッとするんです。嬉しいって思いますね。僕のことを見てくれているから、些細なボケに気づいてくれるわけなので、僕に興味を持ってくれているんだな、って思うから。だから、こういうインタビューとかもすごい好きなんですよ。基本、興味を持ってくれていて、絶対に話を聞いてくれるから。

ーーなるほど。興味を持ってくれていることが嬉しいんですね。

稲葉:ただ、あくまでも的を得たツッコミであってほしいですけどね。チャチなツッコミいれられたら、オイ、ってなります。

ーー難しいですね(笑)

稲葉:キュンとするポイントをちゃんとついてほしいです。「あ、そこツッこんでくれるんだ」という。些細なボケを拾ってくれる人って、細かいことに気づいてくれそうだな、とか物事を細かく考えてるのかな、って自分との共通項がある気がして嬉しくなるんですよね。会話の回転数が近いとかね。

ーーファッションについてはいかがですか?

稲葉:ファッションは似合っていればいいです。その人が自分のことを理解していて、サイズ感や色味も似合うものをわかって着ている服であれば。系統も清楚、シック、ギャルいろいろありますけど、年相応であれとも思わないですし、似合っていれば全然素敵だなと思います。ちょっと奇抜な服でも、その人の空気感とかにハマっていればいいと思います。

ーーお話していて、稲葉さんってすごく人の内面を見られる方なんだなぁと思いました。

稲葉:いや、でも結局、内面が外に出るんですよ。人間の中身なんてわからないですよ。わかられても困るって思うほうなんで、僕。

ーー確かに、「君のことわかってるよ」ってたとえば好きな人から言われても。「どこを見て、そう言ってるの?」って思うかも。

稲葉:そうそう、「そう言われるとちょっとわかんないんだけど」ってなるじゃないですか。だから「わかる」なんて怖くて僕は言えないですね。「わかる」じゃなくて、あくまで共感としての理解を示さないと、悩んでいる人とかは受け入れてくれないですしね。他人のことはわからない前提で人とは付き合っていかないと。だから思いやりは必要ですよね。

ーー今回の映画にもそれは通じるところですね。

稲葉:そうなんです。あと、どういう言葉を選ぶかとか、しゃべり方や息遣いも込み込みで「内面」だと思うんですよね。

ーー深いですね…。人生の講演会とかしていただきたい。

稲葉:いやいやいや。僕の人生なんてぺらっぺらですよ!あぶらとり紙くらいのもんです(笑)

『私の人生なのに』製作委員会

ーーでは最後に「私の人生なのに」をPRしてください!

稲葉:はい。タイトルやあらすじを見ると、重苦しい雰囲気があるかもしれませんが、子どもから大人、おじいちゃん、おばあちゃんまで、どの世代にも、どこかに取っ掛かりがあって、響く作品になっていると思います。なので、ひとりで観てもいいですし、家族や恋人とでも、映画館で他人と時間を共有しながら観ると、自分の中に新しい何かが生まれたり、改めて大切なものを再確認できる映画です。
タイトルの「私の人生なのに」の「なのに」のあとに続くものが何なのかをスクリーンで確認していただければ、作り手としてこんなに嬉しいことはないので、ぜひみなさん、映画館に足をお運びください。

そして、美容はお金にも体にも無理なく頑張りましょう(笑)気楽にね。でもかといって楽してね、ってことではないですからね!(笑)

ーーはい(笑)素敵なお話をたくさんありがとうございました!

(撮影/高橋那月)

『私の人生なのに』7月14日(土)より全国ロードショー!

ARINE編集部