Dream Amiが語る今「大切な何気ない瞬間を覚えていたい」
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大切な人と出会えたら、強くなれるし、勇気が持てる
ーーNetflixオリジナルアニメーション映画「ネクスト ロボ」の主題歌を担当されていますが、映画はご覧になられていかがでしたか?
Amiさん(以下、Ami):すごく面白かったです!最初に概要をうかがっていて、自分の中で想像していたものの5倍くらい面白くて、冒頭から引き込まれてしまいました。観終わってすぐ、また観たい!と思いました。
ーーAmiさんの主題歌「NEXT」は映画をご覧になったあとレコーディングされたんですか?
Ami:いえ、レコーディングが先でした。予告のVTRや資料を見て、想像しながら歌いました。
ーー歌詞が恋愛とも友情とも、家族愛とも取れる内容になっていますね。
Ami:そうですね。聴いてくださる方にとっての大切な人を思い浮かべて聴いていただけたら嬉しいです。その対象が友達なのか、家族なのか、恋人なのか、それぞれによって変わってくるのかなと思います。
ーー具体的にどんなところを聴いてほしいですか?
Ami:大切な人と出会って、人は強くなれたり、勇気を持てる、ということを描いている曲なので、そこを感じ取ってもらえたらうれしいです。映画はロボットと人間の絆の話ではあるんですけど、人同士にも通じるものが描かれているので、観て感じ取れることがたくさんあると思います。
ーー映画の中で、共感したポイントはありましたか?
Ami:ロボットの7723は、記憶を消していかないと全部の記憶がなくなってしまうので、毎晩、自分の記憶を消していくんですけど、もう消せる記憶がない、ってなったシーンは、とても共感しました。私も自分のスマホに入っている写真とか動画がすぐ容量がいっぱいになってしまって、消さないとと思うんですけど、どれも忘れたくない、消したくない思い出ばかりで、なかなか消せるものが見つからないんです。消すとなったらすごく手放す勇気がいるので、わかるなぁと思って観ていました。
ーー忘れたくない記憶って、具体的に何か思い浮かびますか?
Ami:どこどこにいつ行ったとか、こういう面白いことがあったなぁとか、そういうのはずっと記憶に残っていて、忘れないんですけど、もっと細かいこと、何気ない瞬間のこととか、何気ない会話というのを忘れたくないなぁって思います。
ーーペットの犬のモモちゃんを劇団ひとりさんが演じられていましたが、劇団ひとりさんの演技はいかがでしたか?
Ami:モモちゃんは途中からしゃべり出すんですけど、名前も「モモ」だし、すごく可愛くて、しぐさも可愛いし、主役のメイちゃんがめちゃめちゃ可愛がっていた相手だったのに、しゃべり出した途端、すごい汚い言葉を使うんですよ。メイちゃんが今まで、モモちゃんが相手をしてほしくて甘えてきてたんだって思っていたときも、モモちゃんは実はすごい悪口を言っていたんだってことがわかるんですよ。そこはすごく面白いポイントでもあったし、それを劇団ひとりさんが演じていたことが、いい意味で期待を裏切っていて、よかったなって思いました。
ーー他に好きなキャラクターはいますか?
Ami:やっぱりモモちゃんですね。ドアに挟まれるシーンが何回もあるんですけど、観るたびにもっとそのシーンを観たくなって、また挟まれないかなって思っていました。モモちゃんは物語のキーにもなるキャラクターなので、ぜひ注目して観てほしいです。
ーー物語の舞台が近未来ですけど、こういう世界観はいかがですか?
Ami:この映画で一番惹きつけられたポイントでした。近未来の景色や登場するものがすごく細かく設定されていて、今までも未来を表現したアニメを観たことがあったんですけど、一番具体的だった気もしましたし、やりすぎていないところもリアルでよかったです。ひとつひとつのデザインがかっこいいんです。
ーーそして最後にAmiさんの「NEXT」が流れるまでが、すごくきれいな流れになっていましたね。
Ami:そうですね。本編を全て観てから曲を選んだり、歌ったりしたわけではなかったので、ちゃんと映画に溶け込むのかなとか、映画を最後に盛り上げる役目を果たせるのか、という不安はあったんですけど、本編を観て、安心しました。制作のスタッフさんたちがこだわりを持って、曲を選んでくださったので、ぴったりな楽曲になっていました。
本編の途中でも、ちょいちょい「NEXT」で使っている音が効果音で流れるので、最後に流れる曲とリンクして、すごく自然に溶け込めています。
ーーレコーディングのときは、どんな感じで歌われたんですか?
Ami:こういう静かに盛り上がっていく曲は、今まであまり歌ったことがなかったので、まわりの人からも「新境地だね」って言ってもらえる曲に仕上がったんですけど、レコーディングのときは、どういうふうに自分の気持ちを持って行って歌えばいいのかなぁって最初は手探りで始めました。でも歌い始めてみると、自然と曲の世界に入り込んでいく自分がいたんです。そうすると歌っていても、気持ちよくて、自分の中でも新たな自分の引き出しを見つけられた曲になりました。
私の中のちょっと落ち着いている部分を出せたのかなぁ。
ーー最近、そういった、ご自身が変わったな、とか成長したなって思うことってありました?
Ami:うーん、(考えて)ちょっと方向性は違うんですけど、昔嫌いだったものに挑戦してみようかなっていう気持ちになっています。食べられなかったものが食べられるようになったので、そういうところは成長したかな。
ーー何が食べられなかったんですか?
Ami:(はにかんで)にんじんです。
ーー可愛すぎます(笑)
Ami:でもどんなにんじんも食べられるかっていうと、そうではなく調理法によるんですけど、どんな調理のしかたをしても食べられなかったのが、食べられるようになったんです。
ーーこの映画もメイちゃんの成長物語という側面がありますけど、小さいころのAmiさんはどんな女の子でしたか?
Ami:お兄ちゃん子でした!三人兄弟の一番下なんですけど、一番上のお兄ちゃんのことが大好きで。末っ子だから、みんながいつも気にかけてくれていて、甘えん坊でした。お兄ちゃんが好きすぎて、中学生になるまで、毎晩、お兄ちゃんのベッドに潜り込んで寝ていたんです。
ーーそれはなかなかのブラコンですね!
Ami:でも中学生になったとたん、急にお兄ちゃんのことが鬱陶しくなって。今となっては、そのときに鬱陶しく思えてよかったと思います(笑)
ーーたしかに。ずっとブラコンだったら、ちょっと困っちゃいますね(笑)ひとりぼっちだったメイちゃんとは正反対だったんですね。
Ami:メイちゃんは最初はひとりで生きていける、ちょっと冷めた感じでまわりを見ている子でしたけど、私は真逆でした。
ーーARINEは美容メディアなので、Amiさんの美容法についても教えてください!
Ami:特別なことは何もやっていません。食生活も基本的に揚げ物とか脂っこいものとか、お菓子とか、ジャンクフードが好きなので私の生活は全く参考にならないと思います。夜中に食べたくなったら食べますし。みんなにこれいいよ、っておすすめできるような食生活ではないんですけど、強いて言えば、そうすることでストレスを溜めないようにしているのかなって思います。私にとっては、ストレスを溜めないことが、一番の美容法であり健康法なのかなって思います。もちろんストレスは感じることはあるんですけど、自然とうまく発散させているのかもしれないです。
ーーでは、最後にこの映画の見所をコメントしていただますか?
Ami:とてもクオリティーの高いアニメーション映画なので、子どもだけではなくて、大人も楽しめる映画です。ロボットにも感情移入できますし、期待を上回る内容なので、ぜひ観てください。そして、物語だけではなく、近未来の背景にも目を配って観てみるとさらに楽しめるかなと思います。主題歌もぜひ聴いてください!
ーーありがとうございました!
(撮影/高橋那月)