全てのイケメン好きの女子たちへ♡足立梨花が幸せになる方法教えます

ーー『キスできる餃子』、インパクトのあるタイトルですね！

足立梨花（以下・梨花）：「『キスできる』ってなんだ？ どういう意味？」ってひっかかりますよね。

ーーしかもイケメン好きのシングルマザーという、こちらもインパクトのある役どころで。

梨花：監督からはコミカルな笑えるストーリーにしたいという話を聞いて、コメディだったら全然ありえる設定だなと思いました。


ーー監督とは役作りについて相談しましたか？

梨花：シングルマザーという設定なんですけど、陽子の方が猪突猛進に突っ走るキャラで、娘の美咲の方が冷静でしっかりしているんですよね。だから娘というよりは姉妹や友達のような感覚で接してほしいと監督からも言われ、あまりお母さん役ということは意識していなかったかも。親がこうだから娘はしっかりしてるんだろうな、と（笑）。

ーーそれは作中でも伝わってきました。そして梨花さんはコメディエンヌとして魅力的な演技を披露されていました。とくにイケメン青年・亮との出会いのシーンは特に笑いました。

梨花：あれは顔芸を振り切ってやらせてもらいました。陽子のキャラは表情豊かというか、元気で一生懸命な女の子を演じることができたと思います。

ーー役と近いと感じる部分はありますか？

梨花：猪突猛進で進んで行っちゃうところや、考えている言葉が思わず口に出ちゃうことは一緒ですね。あとは、お父さんに対して「私が一人でお店を復活させるの！」と言ってしまった手前、引くに引けなくなってしまうところとか共感できます。そういう頑固なところも、私に似てると思いました。

ーーちなみに陽子は無類のイケメン好きですが、梨花さん自身はイケメンはお好きですか？

梨花：あははは！ そりゃあ好きですよ、でもみんな一緒じゃないですか？ というか、イケメンにも種類がいっぱいあって、本当に顔が整っているだけがイケメンかというと、そうではなくて。雰囲気イケメンもいるし、第一印象で「素敵だな」と思える男性は魅力的ですよね。そういう意味でイケメンは好きです（笑）。

ーーたしかに。ちなみに餃子はお好きですか？

梨花：好きですね。もともと家でも結構作っていましたけど、皮から作ることは初めての経験でした。クランクイン前にずっと皮の作り方、包み方から焼き方まで教えていただいたので、家でも上手に焼けるようになりました。私の得意料理に「餃子」って書けます（笑）。

ーーよくお家で餃子を作るんですか。

梨花：一人で作ることはあんまりないですけど、家でみんなで集まった時って餃子作りません？

ーーホームパーティ的な。

梨花：手っ取り早く全員で作れるじゃないですか。

ーー焼くと盛り上がりますしね。そういう時に活躍できますね。鍋奉行ならぬ餃子奉行に……。

梨花：でも餃子自体は人それぞれ自由に好みによって変えて良いものだから、「これが正解」っていうやり方はないんですよ、それが楽しいですよね。

ーー作中でも陽子は「自分らしい餃子」を目指していますね。しかし、梨花さん自身は実際タイトル通り餃子を食べたあとキスできますか？

梨花：好きな人だったらできるんじゃないですか（笑）。さすがにドラマの撮影で餃子食べてキスシーンできるか？ っていうと無理ですけど、本当に好きな人だったら餃子食べたあとでもアリなんじゃないかな。

ーー本作は栃木県宇都宮市を舞台にしていますが、宇都宮の魅力を聞かせてください。

梨花：人が暖かいですね。今回、地元の方たちや企業の方に助けられていますね。エキストラに参加してくださった方もそうですし。撮影は実際のお店を使わせてもらっていたんですが、営業中なのに撮影させてもらったり……。

ーーではお店は？

梨花：臨時で駐車場で営業していました。「良いよ〜使って〜」と言ってくれて、そうやって沢山の人に助けられて作られた映画なんです。宇都宮の人たちの暖かさに触れました。それが魅力ですね。

ーーイケメン青年・亮役のBOYS AND MENの田村侑久さんとの共演はいかがでしたか？

梨花：タムタム（田村さんの愛称）は人見知りせずに人の懐にグイグイ入っていけるんですよね。共演者にもスタッフにも誰に対しても優しくて明るくて、むしろ「ちょっとうるさい」って言われるくらいの（笑）。タムタムファンの方もエキストラに来てくださったんですよね。それで休憩中もエキストラの方がいるそのバスに乗り込んで、挨拶したりしていたんです。
BOYS AND MENの活動も撮影と並行していて、本当に寝る時間もないだろうに、ずっとテンション高めにいろんな人に話しかけていて、プロ意識なのか、本人が喋り足りないだけなのか（笑）。


ーー作中の印象とは全然違いますね！ そして同じホリプロの佐野ひなこさんとも共演されています。

梨花：イケイケの役でしたね（笑）。私がコスメが好きという話をしていたら、クランクアップの日に、私がずっと気になっていたGIVENCHYのプリズムラッシュをくれたんです。うれしかった。色が分かれていて、混ぜてもいいし、それぞれで使ってもいいんです。

ーー女子力高いですね！

ーーこの映画はいろんな要素がつまっていると思います。見どころを聞かせて下さい！

梨花：この映画を見ると、まず餃子を食べたくなると思うんです（笑）。

ーー本当にそう思います。

梨花：もちろん餃子だけじゃなくて、映画にも出てきましたがカクテルの街としても有名だし、大谷石のような歴史のある場所、バスケやサッカーといったスポーツ、宇都宮には色々なものが沢山あるんです。これをみて宇都宮に行きたいなと思ってほしいですし、駅前には「来らっせ」という色んな餃子が楽しめる場所もあるのでオススメです。それと同時に自分の地元のことも思い出して欲しいですね。主人公の陽子ちゃんの成長する過程も見どころですし、色々な意味で元気をもらえる映画だと思います。

ーー劇中では可愛くて動きやすい服装が多いですね。

梨花：動きやすさを重視してますね。バッチリメイクしてキレイめの衣装のシーンもあるけど、基本的にはリュックか斜め下げカバンで、常に両手は使えるようにしていました。メイクは自分でやっていましたが、汗をかいててもお構いなしで化粧っ気のないシーンが多いので、基本的にナチュラルな女性をイメージし、肌に馴染むコーラルオレンジを使っています。

ーーそっちの方が「意外とモテる」って言いますよね。

梨花：そうなんですよねー（笑）。シンプルな方がいいっていいますよね。私、普段はつけまつげもしてるけど、今回はしてないんです。マスカラもあんまり塗ってませんけど、アイラインはちゃんと引いています。私は奥二重なので、アイラインだけでも引いておかないとぼやけちゃうんです。でも二重の幅を小さくしたくないから、絶対まつげの上には引かないんです。まつげの下か、まつげの間か。でも内側に塗っても「塗ってる感」は出るんですよ。それでもナチュラルに見えるから、男性は気づかないかも。こんなに頑張ってるのに（笑）。

ーーメイクさんに本日のメイクのポイントを伺ってきたのですが、つけまつげを切って、まつげの裏につけていると。

梨花：長さよりもボリュームを出したいし、目を伏せたときにつけまつげが見えてしまうと「つけてる感」が出るじゃないですか。まつげの裏側につけまをつけると、カメラが寄ってもつけまをつけてる感が出ないからドラマ撮影でも使えるんです。

ーーそんなテクニックが…！ ご自身で普段メイクされている時のポイントも教えてください。

梨花：そうですね、リップが好きなので、めちゃくちゃ持ってます。去年数えたら102本あって、それからも増えてます。

今回使用しているコスメはこちら♡

1. エレガンス アクアレルアイズ 102
2. レ・メルヴェイユーズ ラデュレプレスト チークカラー N 04
3. レ・メルヴェイユーズ ラデュレ プレスト チークカラー N 16
4. エレガンス クルーズ アイカラー プレイフル NV01
5. Leanani（レアナニ） ウォータープルーフ リキッドアイライナー ブラック
6. メイベリン ニューヨーク EVラスティング ジェルライナーBK-1 ブラック
7. ケサランパサラン ペンシルタッチアップ 3
8. THREE リリカルリップ ブルーム 03 ENERGY POINT
9. アイラッシュ バリューパック VP15 V-CROSS LONG

【7】のコンシーラでくまを消したあと、【1】を目の下に塗り、涙袋をぷっくりさせる。【4】を二重幅より少しはみ出るくらい塗る。【5】でアイラインを引き、【6】でインラインを。つけまつげを【9】くらい小さく切り、まつげの裏側からつけると、自まつ毛に馴染んで、元から長いかのような自然な仕上がりに。

【2】の濃いめピンクを頰に軽くのせ、【3】を上から重ねてぼかす。ふんわり血色のいい頰に。

【8】をじか塗りする。ひと塗りではっきりと色づくので、顔全体が明るい印象に。

ーー好きなコスメブランドはありますか？

梨花：プチプラ系だとOPERAは色々持ってます。デパコス系だとゲランが好きですね。ゲランのリップは持ちがいいし、発色もキレイなんです。それに、ケースも自分の好みで選ぶことができるし、ミラーもついてるしお気に入りです。他に持っていてテンションが上がるのはバーバリー。とにかく見た目が可愛い！

ーー本当にリップがお好きなんですね。好きな色の系統は？

梨花：ここ最近は赤よりのピンク系が多いかな。


ーー今日の衣装のポイントも聞かせて下さい。すごく華やかなで素敵なワンピースですね。

梨花：これ、バストアップで撮影しても可愛いですよね。いっぱい花がついていて、春っぽいし、素材も柔らかくてすごくいいです。

ーー華奢なゴールドのアクセサリーとバランスが取れていて素敵ですね。プライベートでこういう系統の服は着ますか？

梨花：ここまで甘々なものはあんまり着ないかな。だからこそ仕事で着ることができるのは楽しいです。

ーーこの春夏で買った気に入った服はありますか？

梨花：短パン買いました。

ーー短パン！

梨花：言い方（笑）。ショートパンツです、ジーンズのショートパンツ。ずっとジーンズのショートパンツが欲しかったんですけど、ちょいちょい買ってはいたものの、なかなかしっくり来るものがなくて。最近いいのをみつけたんです。

ーーどういうものですか？

梨花：形は普通なんですけど、色は少し濃い目。そしてチャックじゃなくて全部ボタンなんですよ。それが可愛かった。全部ボタンって中々無いじゃないですか。シャツがインしたときに可愛く見えるので気に入ってます。トイレに行くときはちょっと面倒なんですけど（笑）。

ーー普段の生活で体型維持などで気をつけていることはありますか？

梨花：気をつけているにはつけているけど、普段は好きなものを食べてます。あと私、家に体重計を置いてないんです。

ーーへえ！

梨花：重さよりも見た目を重視していて。筋肉つくと結果的に重くなるから体重だけじゃないじゃないですか、見た目がよければオッケーかなと。「やばいな〜」と思ったら、お菓子の量を減らしたり、あとは毎日特茶飲んでいたらなんとかなるかな〜という逃げはありますね（笑）。

ーー特茶を。

梨花：何度も買うのが面倒だからAmazonで24本入りを箱買いです。冷蔵庫特茶だけ！ みたいな（笑）。

ーーなるほど、参考にします！ 最後に美容に自分磨きに頑張る「ARINE」読者に一言メッセージをお願いします。

梨花：私も23歳くらいから美容について「大人化計画」を始めたので、スタートが遅かったんです。でも色々なものを試していくと面白くなっていって、ハマっていって。そうやって美容にこだわったことによって周囲から褒められることが増えていったんです。努力した分だけ反応が来るので、意味のないことなんてないんだなと。こだわればこだわるほど、そこに憧れてくれる人も増えてくれますし、その期待を裏切らないように頑張ろうと思える。1回ハマるとずっとハマり続けられるものなのかな。自分もキレイになっていくし、良いことづくめで損はないと思います。映画もそういう「努力は自分を裏切らない」という内容になっております！

ーーありがとうございました！

（撮影／杉映貴子）