さくらしめじ、雨の野音で見せた集大成「終わることは始まること」

現役高校生2人からなるフォークデュオ・さくらしめじが、2018年7月28日(土)、「菌育 in the 家(はうす)ファイナル!『真夏の星空ピクニック』 in 日比谷野外大音楽堂」を開催した。この日の降水確率は100%。激しい雨にも負けずに実施された、渾身の野外ライブの様子をお届けする。

ツアーファイナル!この1年の集大成をココに

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昨年の7月から1年かけて日本各地のライブハウスを回ってきたさくらしめじ。そしてついにこの日、ツアーファイナルを迎えることとなった。

ライブ当日、台風が接近し雨足がどんどん強まる中、2,500人もの“きのこりあん”(さくらしめじのファンの愛称)が日比谷野外音楽堂へと集結。

開演時刻となり、ステージ上へと勢いよく飛び出して来る、田中雅功(たなかがく)と髙田彪我(たかだひょうが)。それぞれの立ち位置へと走りながら向かう途中、髙田が雨で濡れたステージに足をとられ、ツルっと滑ってしまうハプニングも。しかし、すぐに立て直し、きのこりあんへ満面の笑みを向ける。

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田中の「ついに来たぞ!雨だけど楽しんでいこう!」という言葉とともに『スタートダッシュ』で野音の幕が上がった。雨足がどんどん強まる中、きのこりあんも手拍子をし『あやまリズム』、『菌カツ!』とアップテンポな楽曲がバンド編成で披露されていく。

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最初のMCでは、髙田が強まる雨を心配しながら「みなさん雨大丈夫ですか?僕はさっき転んだけどね(笑)」と自身の登場時のハプニングを振り返り観客を笑わせる一幕も。田中が「僕たちさくらしめじは、菌育 in the 家という全国各地のライブハウスを回るライブハウスツアーを去年の7月から約1年かけておこなってきたんですが、今日とうとうファイナル公演です!」と語りつつ「今日は雨です!土砂降りです!でもそんな中、こんなにたくさんの人たちが来てくださって嬉しいです!」と感謝の気持ちを伝えた。

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「次は僕たちと一緒にドキドキしましょう!」という声掛けで始まったのは4thシングル曲『ひだりむね』。紫色の優しいライトが2人を照らしつつ、ステージ左右に設置されたスクリーンにもかわいらしいハートのイラストが流れるように映し出される。

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続いて「お腹すきました?」「空腹の中に一発ぶちこんでやるから!」という言葉を合図に3rdシングル曲の『てぃーけーじー』が披露される。雨なんてものともせずにステージ上を走り回る田中の姿にきのこりあん達の熱気も急上昇。

曲中、髙田がスイカ割りに挑戦する演出も。田中のアシストのもと、なんとか3度目にしてスイカに棒を当てるも全く割れず「筋力がない(笑)」と、田中も思わずツッコミを入れる。4度目の正直で見事スイカを真っ二つに割り、きのこりあんからも大きな拍手があがった。

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セミの鳴き声が響き渡る中、6曲目の『朝が来る前に』からは弾き語り編成へ。曲終わりのMCでは、「1年前、埼玉公演で草加せんべい食べたよね。あれから1年。早いですね。彪我は思い出ある?」と田中が話を振るも「いっぱいありますよ。いろんなところ行ってたんでね。いっぱいありますよ…。なんだろう…。雅功はなんかある?」とすぐに思いつかなったよう。これには田中が「振り返し?(笑)」と笑いながら「北海道のカツゲンっていう飲み物が美味しかった。あと、移動の車内で「ママレード・ボーイ」のアニメを見てた」と裏話を交えながらツアーの思い出を振り返った。

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引き続き、弾き語りのまま『おもいでくれよん』を披露。「もっと遠くまで行こう。ずっと胸はおどらせて」という歌詞に乗せて2人のハーモニーが鈍色の空へと響いていく。

曲と曲の間ではこまめにきのこりあんを気遣う2人。髙田が「雨が降ったり止んだりですが…。みなさん体調大丈夫ですか?」と問いかけると、田中も「ちょっとやばいなって思ったらすぐ手をあげてください。僕が助けに行きます!」と笑顔を見せる。するとすかさず会場中のきのこりあんが手をあげる事態に。「嘘はだめだよ(笑)」と笑い合いながら、ほんわかとしたトークで会場を和ませた。

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さらに、9月22日に初のフォトブックが発売されるとのお知らせも。本ツアーを回っているときのオフショットなど全256Pにも及ぶ内容となっているとのことで、きのこりあんからも歓喜の声があがる。

ライブも後半戦に差しかかると、ここでさらなるサプライズが。「ファイナルということで新曲を持ってきました!」と、田中自身も大ファンであるシンガーソングライターのコレサワが楽曲提供をおこなった『届けそこねたラブソング』が披露された。

「この曲はさくらしめじとして初めての失恋をテーマにした曲です。でも失恋といってもポジティブな、前向きな曲」であるとし、今回のコレサワとのコラボについて髙田が「雅功、本当にコレサワさん好きだもんね」と切り出す。「めちゃめちゃ好きですね。中学1年生のときにコレサワさんを知って、彪雅にもコレサワさんって知ってる?って聞いたりして。新曲を作るときにお会いしたんですけど、緊張しすぎて顔が見れなかった(笑)」と田中が裏話も明かし「それだけ大好きな方に楽曲提供してもらえて本当に嬉しい」と笑みを浮かべた。

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田中がふと曇天の空を見上げながら「気づけばオレンジ色に染まっています。って言いたかった!」と悪天候に向けて悔しそうな表情を見せながら、夕日を模したオレンジ色のライトに包まれ『夕空小道』を歌い上げる。

すっかり日も落ち、辺りが暗くなっていく中、「ここからは夜の始まりですね。ライブタイトルっぽくなってきた。きのこのオブジェクトも光ってきましたね(笑)」と髙田が笑いをとりながら10曲目の『まよなかぴくにっく』へ。ここでまた雨足が強くなるも、それを吹き飛ばすかのようにきのこりあんの手拍子が響き渡っていく。

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続いては、これまでの雰囲気とは打って変わって、赤と白のライトがステージを閃光。11曲目の『でぃすとーしょん』では、強く降りだした雨と共鳴するかのような激しいサウンドできのこりあんを魅了した。

髙田が「ねこになって踊りまくっちゃってー!」と叫ぶと、両手でねこの手のポーズをして全員でリズムを刻む『ねこの16ビート』が続き、本編ラスト曲の『えそらごと』では銀テープが吹き出す演出も設けられ、まるでライブタイトルどおり、キラキラと輝く星空を彷彿とさせた。

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“アンコール”というコールの代わりに、『おもいでくれよん』の「もっと遠くまで行こう ずっと胸はおどらせて きっと終わるわけないよ まだまだはじまったばかりだもん」というフレーズを繰り返し歌い続ける観客の声に呼び戻され、再びステージへと登場する2人。

「みなさんの歌声を聞いて感動しました。こうやって歌ってくれたら、もっとみなさんの近くで歌いたいなって思うんですが…いいですかね?」と問いかけると客席中央に設置された特設ステージへと移動していく。

「本当は本編でも(特設ステージへ)行こうと思ってたんですけど、雨だからやめておこうかなって…」と雨の影響で演出に変更があったことも明かしつつ「ここではマイクを通さず歌います!」と宣言。「今から歌う曲は大切な曲。僕たちさくらしめじの始まりの曲」と伝え、デビュー曲『いくじなし』を披露した。客席全体が見渡せるように体をくるくると回転させながらギターをかき鳴らし、マイクを通さない生の歌声を2,500人のきのこりあんへ届けていく。

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アンコール1曲目が歌い終わると、「本当だったらステージに帰るんですよ。でも、もう少しここにいようかな」「もう一曲、ここで歌ってもいいですか?」と伝えると2人で顔を見合わせながら「何やろうか?」「みんなで歌いたいよね」と選曲の相談。きのこりあんから「ケセラセラララ!」とリクエストが飛んでくると、それを受け、再び生の声で客席と一緒に『ケセラセラララ』を熱唱していった。

前方ステージへと戻った2人から、初のEP盤が11月28日にリリースされるとの発表がされ、その報告にきのこりあんたちが喜んでいると、ステージに設置されたモニターに12月に中野サンプラザでクリスマスライブが開催されることが映し出される。

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このクリスマスライブについては、2人も知らされていなかったようで驚きを隠せない様子。田中が顔を覆ったまま放心していると客席からは「おめでとう!」の声が飛び交う。やっとのことでマイク前に立ち、口を開こうとした瞬間、なんと田中の肩にセミが止まるというハプニングも。

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「(セミが)こっち向いてる。こっち向くなよ!今恐怖と戦ってるから…」と、突然のハプニングも笑いに変えながら対応し、「(中野サンプラザは)ずっとやりたいと思っていた場所。ちょうど先々週ぐらいにも、そういう話をしていた。だから本当に嬉しい」と語り、また髙田も「雅功さん、中野駅を通るたびに中野サンプラザでやりたいって言ってたよね」と思い入れのある場所であることを明かした。

「冬に向かっても、もっともっと走り抜けていきたいと思います!」と伝え、2人とも「終わりたくない」と口々に漏らしながらも『みちくさこうしんきょく』でラストを飾った。

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最後のMCでは、悪天候の中でも集まったきのこりあんへ改めて感謝の気持ちを伝え、「僕たちは今日みたいな楽しい時間を積み重ねていきたい」と語りつつ「そして夢のステージである、さいたまスーパーアリーナに立ちたい。僕たちはみなさんをさいたまスーパーアリーナに連れて行きます!」と田中が宣言。

それに続いて髙田も「これでツアーが終わってしまうわけですが、終わることは始まることなんじゃないかなって僕は思ってます。なので、今日ここから新たなさくらしめじが始まったんじゃないでしょうか!」と語りかけつつ「これからも、たくさんのきのこりあんのみなさんと共に、夢の舞台、そしてその先の舞台まで一緒に歩んでいければいいなと思っています!」と真摯に伝えた。

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土砂降りの雨の中、決行された本公演。大きなトラブルもなくツアーファイナルを大成功に収めたさくらしめじ。

歌うことを心の底から楽しんでいる2人の姿は老若男女問わず、見る者に元気と勇気を与えてくれた。

いつか、夢のステージへと連れて行ってくれるその日まで、さくらしめじの活躍を見守っていきたい。

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Photo by 埼玉 泰史 / 大庭 元
取材・文/makie enomoto

菌育 in the 家(はうす)ファイナル!『真夏の星空ピクニック』 in 日比谷野外大音楽堂

セットリスト

M-1 スタートダッシュ
M-2 あやまリズム
M-3 菌カツ!
M-4 ひだりむね
M-5 てぃーけーじー
M-6 朝が来る前に
M-7 おもいでくれよん
M-8 届けそこねたラブソング ※新曲(シンガーソングライター「コレサワ」が手がけた提供楽曲)
M-9 夕空小道
M-10 まよなかぴくにっく
M-11 でぃすとーしょん
M-12 ねこの16ビート
M-13 えそらごと

-アンコール-
EN-1 いくじなし
EN-2 ケセラセラララ
EN-3 みちくさこうしんきょく

公式動員数:2,500人

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