もしかして私、恋愛依存症かな？と思ったら。【診断・克服方法も】

「楽しいはずの恋愛がなんだか全然楽しくない…。それも一度だけではなく毎回…。」

もし自分の恋愛の仕方が人とは違うかもしれない、周りの人に心配されている、と気づいたとき「恋愛依存症」という言葉が思い浮かぶかもしれません。今回はそんな恋愛依存症について解説していきます。

あなたにとって、恋愛が心から楽しいものになりますように。

恋愛依存症とは、「付き合うこと」や「恋愛相手」に対して過度に執着してしまうことを指します。


そんな恋愛依存症にはいくつかのタイプがあると言われています。今回はその中でも特に多い、「共依存型」「回避依存型」についてご説明していきます。

いわゆる恋愛依存症のイメージはこの共依存型の恋愛に近いものでしょう。

とにかく恋愛相手に尽くすことを優先し、自分は二の次。相手に「必要とされる」ことに自分の存在意義を感じる傾向にあるようです。一般的には女性の恋愛依存症の方は、この共依存型が多いといわれています。

そして回避依存型は、共依存型のパートナーとなることが多いタイプの恋愛依存症です。恋人や恋愛相手との親密な関係を避けたい、という考えで行動してしまいます。交友関係を広く浅く持とうとするからこそ、共依存型の「自分のモノにしたい」という感情を刺激し、泥沼化することもしばしば。こちらは一般的には男性の恋愛依存症の方に多いと言われています。

恋愛依存症は共依存型の行動が目立つあまり、女性の方が多いという印象があるかもしれません。しかし、お伝えした通り、そのパートナーである男性も「回避依存型」という恋愛依存症であることがほとんどです。女性だから、男性だから、ではなくそれぞれの環境や生い立ちが恋愛依存症の原因であると言えます。

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ここからは恋愛依存症の原因を考えてみましょう。

恋愛依存症の方は、心から打ち込めるような趣味を持っていないことが多いようです。日常生活でのストレスを恋愛でしか発散できないという状況が、より恋愛依存症の悪循環を生みだしてしまいます。

恋愛依存症に陥ってしまう方の中には、家庭環境が複雑だった経験を持つ方も少なくありません。幼いころに、何らかの理由で「愛されている」という実感をできずに育ち、「愛されたい」という欲求を大人になってから恋愛で満たそうとしてしまうのかもしれません。

過去に辛い恋愛経験をしたことがトラウマになっている、という恋愛依存症の原因も考えられます。「次こそは失敗しない」という自己へのプレッシャーで相手に合わせようとしすぎてしまうようです。

自分自身に自信がなく、はっきりした意見も持っていない…。そんな人も恋愛依存症に陥ることが多いかもしれません。

つい、はっきり自分に意見してくれる恋人が頼もしく見えることが原因といえます。しかし、それも度を過ぎると、周囲も心配するような行き過ぎた関係になってしまうのです。

恋愛に夢や愛を求めすぎるあまり、「恋愛そのもの」や「恋愛をしている自分」にのめり込んではいませんか？直視したくない現実を、幻想的な恋愛でカバーしようと無意識に動いてしまっているのかもしれません。周りの心配にも耳を貸さない状態も恋愛依存症の症状の1つですよ。

それではあなたの恋愛依存度を自己診断してみましょう。もし2つ以上でも思い当たる節があるなら、恋愛依存症に近い状態かもしれません。もし全て当てはまるようなら、一度自分の恋愛が恋愛依存症ではないかどうか立ち止まって考えてみて下さい。

仕事や友達との約束よりも、とにかく最優先は恋人のこと。もちろん、その人にとって何を最優先事項にするのかはひとそれぞれです。しかし、他の予定や約束に無理やり穴を空けたり、他の人に迷惑をかけてまで恋愛を優先するようなら恋愛依存症の可能性はあると言えます。

なんだかものすごい頻度でファッションや雰囲気が変わっている…。もしかして恋人に合わせてるのかな？

そんな人は、傍から見れば「恋人思いで素敵」なのかもしれません。しかし自分の軸を持たず、全て恋人の意見に合わせて見た目を変えるのが当たり前になっている場合は恋愛依存症の注意が必要です。

とにかく相手の行動やSNSを監視していないと気が済まない。こんな人も恋愛依存症の傾向があると言っていいでしょう。恋人が自分以外の相手と仲良くしている状態が気に入らない、という人も当てはまります。

「相手の幸せ＝自分の幸せ」はもちろん恋愛のあるべき姿。しかし度の過ぎた、相手への「尽くす」行為は恋愛依存症によくある症状。とくに共依存型の恋愛依存症は相手の望むことを無理してでもしようとしてしまいます。その結果、自身の体や心の調子を崩してしまうことがあるようです。

「私のことが大事ならなんですぐ返事をしてくれないの？」

恋愛依存症の方に多い、「返事が来ないことへのいらだち」。これは、連絡がないと「私は嫌われたんだ」とすぐ考えてしまう思考パターンに原因があるようです。

恋愛依存症の中には、初めて出会った相手でも肉体関係を求めてしまう人がいます。たとえ一時的なものであっても「誰かに求められる」という感情を満たしたいと感じてしまうようです。

それでは恋愛依存症の克服方法をご紹介していきます。

恋愛依存症の克服には様々な手段があります。どれか1つを満たせば良い、というわけではありません。自分自身や周囲の環境を少しずつ整えていってあげることから始めていきましょう。

恋愛依存症かな？と思ったら、まずは恋愛相手との距離を見つめなおすことです。近すぎるかも？と自覚できるなら、それは大きな1歩。お互いに、恋愛以外にも楽しい時間をみつけたり、まずは生活の中心を恋愛からズラしてみましょう。

恋愛以外の時間で何か打ち込めることを見つけましょう。もちろん仕事でも、趣味でもOK。1人の時間や仲間との時間を充実して過ごすことができれば、少しずつ恋愛依存症で悩む時間も減らすことができるでしょう。新たな自分の可能性をみつけるチャンスでもありますよ。

夜は寝て、朝は起きる。そんな当たり前のような規則正しい生活も、恋愛依存症の方にとっては大きな1歩かもしれません。

規則正しい生活を心がけて、ネガティブな思考やスマートフォンの見過ぎを防いであげると◎。健康的な生活や心を目指しましょう！

もし恋愛依存症で悩んでいるなら、まずは2人だけの世界から抜け出してみませんか？自分の所属するコミュニティを増やすということは、自分の新たな顔を作るということ。リフレッシュにもなりますし、いつもと違う自分をみつけることで自信につながるかもしれませんね♪

もし1人で悩んでいるようでしたら、信頼できる同性の友人を頼るのも◎。恋愛依存症の方は、心の悩みを上手に対処できず無意識のうちにストレスが溜まることも多いようです。気が置けない友人に相談することで、「自分の悩みを自覚する」というプロセスを踏むことができますよ。

「誰からも愛されない」「自分は必要とされない」

恋愛依存症の方が陥ってしまう考え方の多くは、自分の自信の無さが原因しています。考え方をいきなり変えるのは簡単ではありませんが、少しずつでもポジティブな考え方を意識するようにしてみましょう！

今回は恋愛依存症について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。

自分では気づかないうちに心が助けを求めているかもしれません。もし少しでも「恋愛依存症かな」と思ったら、まずは自分自身を見つめなおしてあげてください。また、もし周囲で恋愛依存症に苦しんでいる人がいたら、話を聞いてあげることから始めましょう。ARINE読者のみなさまが素敵な恋愛ライフを送れることを心から祈っています！

恋愛依存症とまではいかないけど「恋愛体質」かも！と思ったら。

※画像は全てイメージです。